書店との交渉

 自費出版した本を書店に置いてもらうためには、書店と交渉する必要があります。しかし店舗ごとに交渉すれば、時間と手間が掛かってしまいます。そこで、大手の出版社の場合、全国展開している書店と提携し、数冊ずつ陳列してもらうためのスペースを買い取っているところもあります。どの出版社がそのような仕組みを構築しているのかは、ウェブサイトや説明会で確認することが出来ます。契約のための打ち合わせの際に教えてもらえることもあります。特に伝達されなければ、問い質してみましょう。
 自費出版を積極的に提供している出版社であれば、提携している書店に関する情報をウェブサイトに掲載しているケースがほとんどです。それは、全国の書店に陳列してもらえることを、売りに出来るからです。自費出版を目指している人は、最終的に自著が書店に並ぶことを夢見ています。その夢をサポートすることが出版社の使命であり、多くの良心的な書店は、その旨をホームページで説明しています。しかし中には書店を騙り、出版を餌にお金を騙し取ろうとする悪人も存在することは確かです。騙されないためにも、出版や陳列の話が載っていたら、具体的な手筈を確認するようにして下さい。本のサイズ、ページ数、提携書店に関して、それらしい資料が送られてくれば、それなりに信用して大丈夫でしょう。
 さて、原稿や表紙のデザインが完成すれば、出版社の担当者がそれらを印刷所に送ることになります。製本が終わるのは発売日の1か月前であり、その時点で配本リストが提示されることになります。この配本リストこそ、どの書店に何冊ずつ陳列されるのかを示したものです。時々手違いで送られてこないこともあるようなので、当て嵌まる人は催促してみましょう。

デザイン案

 自費出版の過程で、出版社からデザイン案が送られてくると、いよいよ製本への移行が見えてきます。逸る気持ちの中で、冷静にデザイン案を比較検討することになります。ラフ案は一般に、数個用意されています。プロのデザイナーが考案したものですから、どれを選んでも問題は無いでしょうが、自分にとって一番しっくりくるものを選びましょう。迷う時は、担当者に相談しても構いませんし、身近な人に頼んで一緒に考えてもらうのも悪くありません。但し、出版社の社員以外の人にお願いする時、原稿を見せることは禁物です。商業出版と同様に、出版前の原稿を第3者に見せることは許されていません。
 ところで、ラフ案は複数手元に届くわけですから、採用されなかった案をお蔵入りにするのは勿体無いとも言えます。基本は出版社に返送することになるのですが、出版社の許可があれば、コピーを手元に残すことをお勧めします。また、同じ出版社から続編を出版する予定がある場合、残りのラフ案を転用することも考えられます。いずれにしても出版社の許可が必要ですが、遠慮なく相談してみましょう。但し、許可が下りたからといって、管理が杜撰な状態でコピーを作成するのは止めましょう。出版社に著作権があるわけですから、万一第3者の手に渡れば、大変な問題に発展する可能性もあります。
 さて、無事印刷され、製本が終われば、いよいよ完成品が手元に届けられます。著者として舞い上がる瞬間ですが、自費出版は販売までがサービスですから、最終的に書店に陳列してもらう必要があります。具体的には、出版社が代行して、書店と交渉することになります。書店はなるべく売れる本を置きたいものですが、中には自費出版に理解を示すお店もあるので、諦めないで交渉します。

過去の出版物

 自費出版を手掛けている出版社のことを知りたければ、その出版社から実際に出されている書籍を読んでみるのも、有効な方法の一つです。書籍には著者のプロフィールや後書きが必ず載せられていますが、それらを読めば、どのような人が、どのような経緯で自費出版を実現させたのかが、簡単に分かるものです。つまり過去の同志の経験から、その出版社の質を推察することが出来るのです。どこまで詳しく掲載されているかは本にもよるでしょうが、自費出版を決意したきっかけや、製本過程で経験したことが記されている場合もあります。

 書店で手に入れることが出来なければ、出版社を訪れた際に、本を借りて読んでみるのも悪くないでしょう。出版社としても断ることはできないはずです。それどころか、真剣に選んでくれているとの印象を持つかもしれません。過去の作品からは、著者のプロフィールや体験の他、本の質も知ることが出来ます。カバーや帯、装丁、値段からは、その出版社に依頼した場合に届けられる本の実際をイメージすることが出来るため、出版により前向きになれることでしょう。

 出版社の社員も同じ人間ですから、色々な人がいます。仕事はできるが性格に難のある人もいれば、逆に親身になってくれる人が、実は頼りない人だったというケースも存在します。打ち合わせの時に対応してくれた社員の対応に不安を覚えたからといって、すぐに業者を変更するのも考え物です。100%相性の良い業者など、まず見つからないはずです。1度の不全感で決断するのではなく、何度か相談してみることも大切です。それでも満足できなければ、その時は躊躇せずにキャンセルすればよいのです。

著作の献本先

 出来上がった本を献本する際、あて先に迷うこともあるでしょう。知人や友人に対しては躊躇せずに送ればよいのですが、その他にも新聞社や業界誌、地域雑誌に送れば、思わぬ返信が寄せられることもあります。自費出版を通して取材を受けることも、稀ではありますが生じています。メディアで紹介してもらえると、著者の費用負担も無く、大々的に広告することができます。そうすると、必ず手に取ってくれる読者が現れますから、販売冊数は増えることになります。

 自費出版は、最初は躊躇うものです。しかし経験者から話を伺うと、ほとんどの人は満足しているようです。リピーターになる人も多く、出版というイベントの影響力に改めて驚くばかりです。確かに無名な作家の本の内容が、著名な作家のそれに比べて勝っている可能性は低いでしょう。しかしより多くの人の思想や生き様、人生が、文章という形で残ることは、それだけで素晴らしいのではないでしょうか。

 最近は自費出版から発展したカスタム出版なる形式も出現していますが、今後もますます出版形式の多様化が進むでしょう。大手の取次に頼った流通形式から離れようとするネット書店の動きも大きくなっていますし、無名の作家のチャンスはそれだけ広がっているようにも思います。もちろん負担できる費用には限界があるでしょうが、事前に仕組みを勉強すれば、誰でも夢を叶えることは可能です。商業出版に拘る時代はもはや過去となったのだと言えるでしょう。

開業準備について

自分自身が独立して、古本屋を開業をするということになれば、税務署に申告の手続きをしたりとか開業するための開業届を出すなど様々な手続きが必要だということを覚えておくということは重要だという風に言えるでしょう。そして、実際に店舗を借りるなどした際には他のビジネスとは異なり、ほとんど準備が必要ないということも、一つのメリットとして挙げられるという風に言えることはあるかもしれませんが、大きな災害などにも耐えうる本棚やパソコンなどを先に準備しておくことが重要だという風に言えるかもしれません。一つポイントとして挙げられるのは、きちんとしたフローリングがなければ、このようなお店を開業することは難しいという風に言えるでしょう。お店の中には多くの本を置いておくことになるため、床に、その他の店舗とは異なり特別な重さがかかることになってしまうためきちんとフローリングなどをしておくことが重要だという風に言えるのではないかと考えられます。実際のところ、きちんとしたフローリングをしていなかったために開店してから途中でフローリングを付け直すということになるため難しいことにすべての本を一旦外に出してからフローリングを行わなければならないケースにもなりかねないことが指摘されているため、きちんと準備しておくことが重要だということは間違いなく言えることだと考えられるわけです。当然のことながら、お店を開く側の希望としてはなるべく丈夫な素材で作って欲しいということを考える人は多いかもしれませんが、それも含めて自分自身でなるべく早めに準備をしておくということがおすすめです。

タイトルの決め方

自費出版の売り上げを伸ばすためには、やはりタイトルのもつ力も無視するわけにはいきません。優れた児童文学作家の一人が、タイトルが決まらなければ、書き出すことさえ出来ないと語るように、書籍の著者にとって、タイトルは特別な意味を持ちます。本の構想とタイトルとは一体不可分の関係にあって、構想が進むと自然にタイトルが思い浮かんだり、逆にタイトルが浮かんだ後に、構想が加速したりします。タイトルに読者を引き付ける魅力があれば、表紙を見かけた人が手に取ってくれるでしょう。特にタイトルが強調されるインターネット書店での販売において、タイトルにこそ、工夫を施さなければなりません。

 簡単にタイトルが思いつく人もいるでしょうが、そのタイトルをそのまま使用するのも考え物です。自費出版を単なる趣味、記念として位置づけるのであれば、それでも構いませんが、利益、売上の増加を追求する限り、「売れるタイトル」を考えなければなりません。売れるタイトルとは、読者を惹き付けるとともに、検索エンジンとの親和性も高いタイトルを指します。インターネット書店を訪れた読者は、必ずワードを入力して検索することで目的の書籍を探します。その検索システムは、商業出版と自費出版の別を問いません。ですから自費出版であっても、商業出版の本より目立つタイトルが冠された書籍であれば、勝機は十分あるのです。

 タイトルが目立つための工夫として挙げられるのは、副題を上手に付けることです。タイトルが過激であっても、検索には引っ掛からないこともあります。その原因は、適切な副題が添えられていないことにあります。SEOの観点からも、副題に特定のワードが含まれているだけで、上位にランキングする可能性が高まると言えるのです。

ランキングの見方

インターネット書店に掲載されるランキングは、市場調査の際に最も注目すべき情報の一つです。しかしランキングを適切に読解しない限り、優れた販売戦略を生み出すことはできないでしょう。一番よく見られる「下手な」読み取り方は、短期間の動向しか確認しないというものです。インターネット書店のランキングは、短時間の内に乱高下しています。ですから正確な販売動向を知るためには、相当程度チェックし続けなければなりません。その末に、ようやく判断に資するデータが得られるのです。では時間を掛けて得られた数字から分かることは何でしょうか。これまでの傾向からして、次のように考えることが出来るでしょう。

 まず1万位以内に長期間ランキングしているような書籍は、ヒット作と考えてよいでしょう。例えば5千位前後を維持し続ければ、月に250部くらいは売れていると推定できます。次に5万位以内にランキングされる書籍ですが、こちらもヒット作に準じる傑作だと見做せます。満足してよいでしょう。そして20万位以内の書籍については、まずまずの売れ行きと言えます。これより下位の書籍となると、利益を度外視しない限り、出版すべきでなかったと評価できます。

 さて、狙いを定めたジャンルの中で売れていると判断できる本をランキング順に抽出し、それらと、自分がこれから執筆するであろう本との競争を、客観的に予測しなければなりません。書き手としての経験が豊富な人、マーケティングに詳しい人であれば、まず真っ向勝負を挑むのか、それとも回避するのかを選択します。全く新しい視座を提示することが出来る場合、又はベストセラーを補完する内容である場合、真っ向勝負しても勝機はありますが、そうでなければ回避するべきなのは言うまでもありません。

市場調査の重要性

自費出版で利益を生み出すためには、事前の準備が欠かせません。その準備の一つが、市場調査です。実際、特定のジャンルの本が全く売れないこともあるのが自費出版業界です。例えば、絵本はほとんど売れません。絵本は保護者が現物を手に取って確認してから買われることが多く、オンライン上の販売には向いていないのです。また自費出版でカラー印刷するのは難しく、絵本としての完成度が一向に高まらないのも、売れない要因となっています。もちろん今後はインターネット上での試し読みが進化するでしょうし、印刷技術も低コストのまま向上するでしょうから、将来の売れ行きまでは分かりません。緻密な予測が成功の秘訣になるはずです。

 絵本に限らず、市場を調査しない限り、大失敗し兼ねません。その市場調査ですが、具体的にはまず、執筆分野の現在のベストセラーを抽出し、それらのタイトル、内容等を踏まえ、ヒットしそうなテーマを予測します。ベストセラーの多くは内容の質が高く、マーケティングも有効に寄与しているので、読むだけでも大変参考になります。売れそうなテーマを定めることが出来れば、それに合わせて執筆することになります。

 注意したいのは、ベストセラーを含めた売上の意味するところです。実は各サイトで「ランキング」と称して掲載されているものは、実際の販売部数を反映したものではありません。あくまでも他の本と比べて何位であるのかを示しており、相対的な意味しかないのです。順位の数字が2倍になれば、売上が2分の1に落ちたと分かりますが、売れた冊数をどう捉えるべきなのかは示していません。また、ペーパーバックやハードカバーといった版型の異なる本は、別個に集計されるのも認識しておくべきでしょう。

売れる自費出版本の特徴

自費出版本にも、売れるものとそうでないものとが存在します。本の内容もさることながら、適切な販売戦略があってこそ、書籍が売れるという点は、商業出版本と変わりません。以下、その適切な販売法について説明することにします。まず本のジャンルについて申し上げると、ノンフィクションが最適だと言えます。インターネット書店から書籍を検索する場合、著者の知名度に関わらず、検索語に合致した本は結果の上位にランキングされます。つまり自費出版本と商業出版本とは、平等な検索環境に置かれているのです。ただ、大抵のインターネットユーザーは、無名の著者の書籍をクリックしようとしません。ですから、有名本以上にヒットする検索ワードを盛り込むために、実用本、ノンフィクションで闘いに挑む他ないのです。

 また、売れない本としてよく挙げられるのは、分量が多過ぎる本、少なすぎる本です。つまり、標準的な分量に収めるのが賢い戦術だということになります。この傾向の理由は2つあると考えられます。一つは、分量と表示価格との関係です。商業出版本に比べ、自費出版本は初期費用が掛からない分、1部当たりの印刷コストが高くなります。ページ数が多ければ多いほど、そのコスト差が広がって表示価格に反映されてしまうため、大部の自費出版本は高額になってしまうのです。もう一つの理由は、読者が標準的分量の本を好むというものです。大部の本は読むのに勇気が必要ですし、薄い本は薄い本で、価格と釣り合わないと受け止められ、忌避されるのです。

 レイアウトについては、シンプルなものが売れる傾向にあります。いえ、そもそもオンデマンド印刷では、シンプルなレイアウトしか製作できません。オンデマンド印刷のレイアウト能力は限られており、無理をすると断裁時にズレが生じてしまうのです。

自費出版における相談や金額はどうなのか

自費出版における自分史の出版において書いた皆さんいわゆる著者からすると不安なことだらけかもしれません。
相談したら多額の請求が、押し売りされてださなければいけなくなった、などです。
相談する上ではどんなところがいいのでしょうか。
シンプルに考えてみなさんからしたら親身に相談にのってくれるところがいいですよね。
そうなってくると、メールだけでなく電話で対応してくれたり場合によっては資料でサポートしてくれる企業様がいいですね。
他に見るべき点があるとすれば資格や規定を見ると安心するという方であれば自費出版事業者向け倫理規定の遵守事業者であるかどうかや、自費出版アドバイザー認定制度に合格した社員を雇われている企業様がいいかもしれませんね。
そして自分史ができて、いい企業様を見つけても、その次にネックとなりやすいのが出版費用に関する部分なのではないでしょうか。
出版費用は企業様によってもそれなり形態も変わる部分ですから1箇所ではなく複数箇所で必ずお見積りをすることをおすすめします。
作品のジャンルや自分史の原稿枚数、出したい部数によってもさらに価格は変動してくるかと思います。
ただ、現状として一昔前のようにお金持ちの方しかだせないようなものではなく現在では若い方でもどんどんだしているようです。
自分のためや身の回りの人のために必要なだけで大きくそこまでたくさんは必要ないということであれば基本料金がかかり割高になるかもしれませんが、それでも自費出版の総金額はおさえられるでしょう。