市場調査の重要性

自費出版で利益を生み出すためには、事前の準備が欠かせません。その準備の一つが、市場調査です。実際、特定のジャンルの本が全く売れないこともあるのが自費出版業界です。例えば、絵本はほとんど売れません。絵本は保護者が現物を手に取って確認してから買われることが多く、オンライン上の販売には向いていないのです。また自費出版でカラー印刷するのは難しく、絵本としての完成度が一向に高まらないのも、売れない要因となっています。もちろん今後はインターネット上での試し読みが進化するでしょうし、印刷技術も低コストのまま向上するでしょうから、将来の売れ行きまでは分かりません。緻密な予測が成功の秘訣になるはずです。

 絵本に限らず、市場を調査しない限り、大失敗し兼ねません。その市場調査ですが、具体的にはまず、執筆分野の現在のベストセラーを抽出し、それらのタイトル、内容等を踏まえ、ヒットしそうなテーマを予測します。ベストセラーの多くは内容の質が高く、マーケティングも有効に寄与しているので、読むだけでも大変参考になります。売れそうなテーマを定めることが出来れば、それに合わせて執筆することになります。

 注意したいのは、ベストセラーを含めた売上の意味するところです。実は各サイトで「ランキング」と称して掲載されているものは、実際の販売部数を反映したものではありません。あくまでも他の本と比べて何位であるのかを示しており、相対的な意味しかないのです。順位の数字が2倍になれば、売上が2分の1に落ちたと分かりますが、売れた冊数をどう捉えるべきなのかは示していません。また、ペーパーバックやハードカバーといった版型の異なる本は、別個に集計されるのも認識しておくべきでしょう。

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