売れる自費出版本の特徴

自費出版本にも、売れるものとそうでないものとが存在します。本の内容もさることながら、適切な販売戦略があってこそ、書籍が売れるという点は、商業出版本と変わりません。以下、その適切な販売法について説明することにします。まず本のジャンルについて申し上げると、ノンフィクションが最適だと言えます。インターネット書店から書籍を検索する場合、著者の知名度に関わらず、検索語に合致した本は結果の上位にランキングされます。つまり自費出版本と商業出版本とは、平等な検索環境に置かれているのです。ただ、大抵のインターネットユーザーは、無名の著者の書籍をクリックしようとしません。ですから、有名本以上にヒットする検索ワードを盛り込むために、実用本、ノンフィクションで闘いに挑む他ないのです。

 また、売れない本としてよく挙げられるのは、分量が多過ぎる本、少なすぎる本です。つまり、標準的な分量に収めるのが賢い戦術だということになります。この傾向の理由は2つあると考えられます。一つは、分量と表示価格との関係です。商業出版本に比べ、自費出版本は初期費用が掛からない分、1部当たりの印刷コストが高くなります。ページ数が多ければ多いほど、そのコスト差が広がって表示価格に反映されてしまうため、大部の自費出版本は高額になってしまうのです。もう一つの理由は、読者が標準的分量の本を好むというものです。大部の本は読むのに勇気が必要ですし、薄い本は薄い本で、価格と釣り合わないと受け止められ、忌避されるのです。

 レイアウトについては、シンプルなものが売れる傾向にあります。いえ、そもそもオンデマンド印刷では、シンプルなレイアウトしか製作できません。オンデマンド印刷のレイアウト能力は限られており、無理をすると断裁時にズレが生じてしまうのです。

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