文章を書く手順その一

自費出版を試みる上で忘れてはならないのは、商業出版の作品に勝るとも劣らないものを書き上げるという意気込みです。ここでは書き手として頭に入れておきたい文章術を紹介したいと思います。

執筆の契機は主題の発見であると言えます。優れた文章の背景には必ずモチーフが見え隠れします。先ずはそのモチーフをしっかり把握することから始めます。次に主題を決定します。モチーフを掘り下げ、より具体化したものを主題と呼びます。この主題をさらに掘り下げ、限定していくと、中心思想が見えてきます。そして中心思想をセンテンスに変換すれば主題文となります。主題選定の基準には、書き手の関心度、読み手への訴求性、書き手の熟知性、字数との関連性、課題との適合性、独自性等があります。主題文が出来上がると、材料を収集する必要があります。素材や資料とも呼ばれるもので、主題を有効に展開させる働きを持ちます。材料は結果的に使用しなくても構いませんから、とにかくたくさん集めればよいでしょう。収集の方法には内部検索と外部検索とがあります。内部検索とは、主題に拘らず、ブレーンストーミングしていくことであり、主題の再認識が可能になります。一方外部検索とは、主題と関連する資料を調べることです。

次の段階は「構成」です。集めた材料を取捨選択し、どう表現すれば効果的かを思索します。その主軸は「段落分け」と言ってもよいでしょう。段落とは小主題で統一された分の集合で、どの文も段落の初めに置かれるトピックセンテンスと関わっている必要があります。段落を立てる基準としては、時間、場所、話題等が変わったり、観点そのものが変わったり、引用したりする時が挙げられます。

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